NHK連続テレビ小説「ばけばけ」第43回が11月26日に放送される。松野トキ（髙石あかり）のもとに通訳の錦織友一（吉沢亮）がやって来て、「キミに用事があって来た…」と切り出す場面が描かれる。

レフカダ・ヘブン（トミー・バストウ）は江藤安宗（佐野史郎）と月照寺を訪れ、江藤の娘リヨ（北香那）と出会う。リヨは英語で積極的にアプローチし、日本らしい贈り物として「ウグイス」をヘブンに渡す。トキは驚きながらも「ええですけど…」と頼みを引き受ける。

花田旅館で披露されたその鳥は「ホーホケキョ」とは鳴かず、花田平太（生瀬勝久）の解説でウグイスとされたが、松江新報の梶谷吾郎（岩崎う大）は「メジロ」だと指摘する。梶谷は普段いい加減な記事を書く人物として知られ、トキたちはその言葉をすぐには信じなかった。

その後の江藤家のディナーでリヨの本気が明らかになり、江藤は「悪いことは言わん。ヘブン先生のことは諦めなさい」と忠告する。ヘブンは1年契約で、更新しない限り1年後には日本にもいないと説明され、錦織は「かしこまりました」と応じる。

江藤は錦織にヘブンとリヨが恋仲にならないよう手を尽くすよう指示し、錦織がヘブン宅を訪れてトキに改めて用件を伝える場面で回が締めくくられる。今回の回は言葉や身分、契約期間といった要素が絡み合い、恋の行方が大きな見どころとなる。