中央大学商学部の学生が、山梨県北都留郡丹波山村の空き家をシェアハウスに改修する「たばやまシェアハウスプロジェクト」を始動した。ソーシャル・アントレナーシップ・プログラムの受講生が中心となり、2026年春のシェアハウスオープンを目指している。

プロジェクトは空き家削減や移住者受け入れ、地域活性化を目的とし、「丹波山村の住宅不足、人手不足を解消したい」という想いから始まった。改修計画・設計・広報まですべて学生が主となり活動しており、限られた予算の中で工夫を重ねている。

2025年８月26日からクラウドファンディングを実施中であり、資金調達と広報を並行して進めている。塗装用具メーカーの株式会社タイホウ（本社：愛知県）による協賛により、刷毛・ローラー・容器などの塗装用具を無償でご提供いただき、個室部分の壁塗装費用を抑えることができた。

その協賛を受け、11月1日・2日に学生とDIYの専門の方、一般参加者が共に壁の塗装を行うDIYイベントを開催した。イベントはSNSなどでも発信され、作業を通じて人のつながりを増やす機会にもなった。

協賛の実現は、DIYの専門家である合同会社クラデイの石井様の紹介によるものであり、株式会社タイホウは学生たちの想いに共感して支援を決めたと報告されている。