2025.11.24
クリムト肖像がサザビーズで2億3640万ドル
2025.11.24
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グスタフ・クリムトの肖像画『エリザベート・レーデラーの肖像(Bildnis Elisabeth Lederer)』(1914~1916年)が、ニューヨークのサザビーズ競売で落札された。落札額は手数料込みで2億3640万ドル（約3480億ウォン）であった。
この金額は予想落札価格の1億5000万ドルを大きく上回る結果で、クリムトのこれまでの最高取引額1億880万ドルを超えた。競売では激しい入札競争が繰り広げられたと伝えられている。
今回の落札は美術品オークション史上では2番目に高額な取引となり、20・21世紀の現代美術品ではオークションで売れた中で最も高額になった。歴代で最も高値だった作品は2017年にクリスティーズで売却されたレオナルド・ダ・ヴィンチの『サルバトール・ムンディ』で、落札額は4億5030万ドルである。
本作は横130.5cm、縦180.4cmの大作で、クリムトが描いた全身肖像の例は非常に稀であり、同様の全身肖像は現存で2点しか知られていない。クリムトはウィーン分離派のリーダーであり、金箔のような装飾を用いる作風が特徴である。
関係者の説明では、ヴェルレは「“時が経っても変わらない”という黄金の意味と色彩を活用して美しさを表現した」と述べており、クリムトが女性像を通じて内面の美を追求していた点も改めて注目されている。
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