陶磁器が推し活の新たな表現手段として注目を集めている。作家もののマグカップや小皿に推しモチーフを組み合わせることで、日常の中で推しを感じるグッズが増えている。

自作派にはワークショップ参加が人気で、陶芸体験で「推し皿」や「推し豆皿」を制作する動きが広がっている。体験はものづくりの楽しさと、唯一無二のアイテムを手に入れる満足感を両立させる。

購入派はクラフト展や作家の個展で一点物を探す傾向が強い。作家ものは再販が少ないため、事前の情報収集や予約、マナーある応対が重要である。

保管や展示方法にも工夫が見られ、ショーケースや布台を使った演出、柔らかい照明で写真映えを狙うケースが増加している。撮影時は背景や角度を工夫することで陶磁器の質感が伝わりやすい。

また、推し友との交換会や共同オーダーでコストを抑えつつ特別感を共有する動きも広がっている。陶磁器は実用性とコレクション性を兼ね備え、推し活に新しい深みを加えるアイテムとして定着しつつある。