2025.11.24
江山閣で水戸一高の書と油絵展
2025.11.24
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茨城県立水戸一高・付属中は、合宿や研修施設として活用されている3代目・江山閣(こうざんかく)の開館25周年を記念し、生徒が創作した美術作品を校内特別展で公開している。 同校出身で世界的な建築家、妹島和世さんが設計した開放的なガラス張りの空間に、書や油絵など美術部と書道部の計28点が並ぶ。 初代・江山閣は1912(明治45)年に建築され、45年の水戸空襲で校舎とともに全焼したが60年に再建され、老朽化に伴う建て替えで2000年9月に3代目が誕生した。 妹島さんは設計のコンセプトについて「16メートル角のスペースを最低限の構造で支えた無柱空間として、いろいろな使い方で開かれた場所になることを思いながら設計を進めた」と説明し、ガラス張りの造りについては「(水戸城跡など)元々の遺構を感じられる、周りの緑につながった場所となるようにと考えた」と述べている。 展示空間は明るい光が差し込み、掛け軸の書や鮮やかな色使いの油絵が溶け込み、空間全体で一つの作品をつくり出している。 書道部の斎藤悠一郞さん(15)は作品が光を浴びて引き立つと話し、美術部長の小峰ゆうきさん(15)は日差しが入る場所での展示の新鮮さを印象に挙げた。 一般公開は28日午前8時半～正午までの1日限定で市民に披露される予定で、御厩校長は建築作品と生徒作品をともに楽しんでもらいたいとコメントしている。
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