花巻市大迫町の体験工房森のくに（内田大輔支配人）は２３、２４の両日、「ヒエヌキの森　岩手のクラフト展」を開催している。

本県にゆかりがある１０工房とカフェ４店舗が出店し、ガラス工芸品や陶磁器、食器を中心とした４００点以上を展示販売している。

ガラス作品やわら細工の制作を見学でき、体験もできるブースを設けている。

来場者にものづくりの魅力を伝えることを目的とした企画であり、販売だけでなく制作過程に触れる機会が用意されている。

紫波町で「りん工房」を営む石川美鈴（みすず）さん（５１）は磁器の茶わんや皿を出品した。

石川さんは「料理とセットで初めて作品が完成する。普段の食卓でぜひ使ってほしい」と願いを込めている。

開催時間は午前１０時～午後３時で、観覧や購入、体験はその時間帯に行える。

地元工房やカフェが集うことで、日常の食卓に馴染む器や工芸品を通じた暮らしの彩りを提案している。