秋田県大館市でボッチャの交流会が開かれ、共生社会の実現を目指す取り組みとして6回目を迎えた。

2025年の大会には県内外から48チームが参加し、多様な世代や背景の参加者が競技と交流を深めた。

この日はボッチャ日本代表「火ノ玉ＪＡＰＡＮ」が特別ゲストとして参加し、トップレベルのプレーに会場から歓声が上がった。

ボッチャはジャックボールと呼ばれる白いボールを「まと球」に赤と青のボールを投げ、いかに近づけるかを競い合う競技であり、「地上のカーリング」とも呼ばれる。

緻密な戦略とミリ単位の精度が勝敗を分ける奥深さが魅力である。

大会では地元チームのＴＫＳ ＢＯＣＣＩＡ ＳＴＲＡＤＡが決勝を制し、2026年3月に東京で行われるジャパンカップへの出場権を獲得した。

参加した選手は「数年前からはちくんオープンは知っていてずっと来たかったので、2025年初めて参加でき楽しみだったしうれしい」「ボッチャを通して色々な人と交流できるのが楽しいと、はちくんオープンに参加して感じる」と話した。

大館市は東京オリンピック・パラリンピックの期間にタイのホストタウンに登録して以降、ボッチャ普及を通じた共生の促進を続けている。

今回の交流会は競技の魅力と地域の取り組みが結びついた例として注目される内容であった。