県民スポーツ大会は22日、採点競技9競技が県内各地で行われ、アーチェリーの競技も実施された。

30メートルダブル女子の部は仲村埜々花（糸満）が570（280、290）で優勝し、「練習でやってきたことを、うまく出せてよかった」と安堵の表情を見せた。あまり緊張せずに臨めたと語り、素引きなどでフォームを固めた成果が出たと述べている。

仲村は向陽高1年生で高校から競技を始め、約半年の競技歴ながら新人大会でも優勝している。50メートルはまだ経験がないため筋力強化で距離を伸ばしたいと意欲を示した。

30メートルダブル男子は松川幸市（沖縄市）が565点で制し、各ラウンドで首位を守って2位に62点差をつける大勝となった。松川は約1年前にアーチェリーを始め、車いすに乗りながら週末に仲間と練習を重ねている。陸上で全国障がい者スポーツ大会に出場し、砲丸投げの金メダルも獲得した70歳であり、練習で身につけたことを自然に出せたと振り返った。会場は宜野湾高校であった。（22日・宜野湾高校）