2025.11.22
「離島」表記を問い直す
2025.11.22
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読売テレビのコラム「道浦俊彦TIME」は、大分・佐賀関の大火で蔦島に「１、４ｋｍ離れた『離島』に飛び火」というテロップが発注された件を取り上げ、表現の適否を問い直している。著者は「離島」という表現が「島」と重複しているのではないかと指摘し、「１、４ｋｍ離れた『島』に飛び火」など簡潔な表現で十分だとの見解を示した。
「何ｋｍ離れたら『離島』か」という問題提起も行い、自身のイメージでは八丈島のように船で３～４時間、あるいは５～６時間かかる島が離島に当たると説明している。納沙布岬から見える歯舞群島の貝殻島が「３、７ｋｍ」であり、知床方面に見えた国後島が「３７ｋｍ」であることを挙げ、視認できる距離の島は離島とは言いにくいと述べている。
また淡路島は橋でつながり視認できるため離島に含めないとし、辞書の定義「離島＝陸から遠く離れた島。離れ島。」を引用している。歌舞伎の「俊寛」に登場する鬼界ヶ島の話や硫黄島の例にも触れている。クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島（いおうとう）からの手紙」とは別の硫黄島についても言及し、九州の佐多岬から「１５０ｋｍ」は離れていると記している。
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