2025.11.22
島の特産と工芸が集結 注目商品を紹介
2025.11.22
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21日に開幕した「離島フェア」の会場にはラッキョウ、コメ、泡盛など島々の優良特産品がずらりと並んだ。開幕と同時に多くの客が来場し、各ブースでは出展者が試食を振る舞いながら販売に力を入れていた。
今年の優良特産品の食品部門で優秀賞を受賞したのはＮＯＧＵ’ｓ（伊江村）の「いえじま便 島らっきょうキムチ」で、会場で注目を集めた。同商品はこれまで島内で総菜として販売されていたが、今年２月に商品化され、名護市の道の駅許田でも販売している。
ＮＯＧＵ’ｓの野口渚さんは「県産ラッキョウの７割は伊江島産。島の魅力をぜひ知ってもらいたくて、義理の母が大好きなキムチとラッキョウを商品化した」と説明した。「島らっきょうキムチ」は１袋１００グラムで、税込み９７２円で販売されている。
同じく食品部門で優秀賞を受賞したのは西表のコメで作った「から揚げ粉」で、サザンファーム（竹富町）が開発した。サザンファームの西（にし）大（おお）舛（ます）高（こう）均（きん）代表は小麦粉アレルギーのある消費者のために、自社の西表島産のコメ１００％で商品化したと説明した。
西大舛代表は「米粉でできたから揚げ粉は、小麦粉と比べて油の吸収が少なく、とてもヘルシーだ」とＰＲした。「から揚げ粉」は１袋１００グラムで、税込み４００円で販売される。
工芸部門では体験工房ｙｕｋｕｉ（竹富町）のストールが優秀賞を受賞し、八重山のマングローブの木の皮で染めた点などが評価された。約３０年前に東京から西表島に移り住んだ永（なが）露（つゆ）芳子（よしこ）さんが商品化した同ストールは税込みで１万７５００円～２万円で販売されている。会場内では新発売の北大東島のリキュール「ぽてちゅうプレミアム」も販売されていた。
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