2025.10.24
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全国私立保育連盟青年会議(伊藤悟会長)の第44回全国大会が23日、奄美市名瀬のアマホームPLAZAで始まった。離島での開催は初めてで、全国各地から保育関係者が集い、「つむぐ」をテーマに2日間の日程で意見を交わす。約360人が参加した初日は、白崎保育園(鹿屋市)の友岡善信園長が大会実行委員長を務めた。
パネルディスカッションには伊豆大島(東京都大島町)、福江島(長崎県五島市)、屋久島(鹿児島県屋久島町)の保育園長3人が登壇し、登園時のルール「登園時におもちゃを持ってきてはダメだが、虫はいい」といった話や「島民がおおらかで子どもたちを温かく見守る」といった魅力を語った。園児による清掃活動や高齢者への弁当の宅配など地域貢献の事例も紹介された。
一方で少子化や人員不足、自然災害のリスクといった経営に直結する課題も指摘された。大会は全国6ブロック持ち回りで毎年開かれ、今年は九州ブロックが担当している。初日の式典では関係者や来賓の安田壮平奄美市長らのあいさつもあった。
友岡実行委員長は「離島の魅力を伝えたい」と述べ、大会副実行委員長の健児こども園(龍郷町)川畑鉄平園長は「保育者みんなが希望を持って、笑って楽しく未来の子どもたちを育てられるよう、今後も取り組んでいきたい」と語った。分科会や子育てに関する対談は24日に予定されている。
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