アクリル画が推し活の表現手段として注目を集めている。発色の良さと乾きの早さを生かし、原画やミニキャンバス、缶バッジ用の小品制作が増えている。

技法面では下塗りで色のトーンを固め、レイヤーを重ねて細部を出す手法が有効である。グロスやマットのメディウム、メタリックやパール顔料を部分的に用いることで、推しのイメージに立体感や輝きを加えられる。

保存・展示では保護用のヴァーニッシュや額装で色褪せや傷を防ぐことが重要だ。撮影時は自然光と影のコントロール、背景の統一で作品の魅力を伝えやすくなる。

イベント出展や委託販売ではサイズ展開と価格帯の設定が鍵で、原画・複製・グッズ化を組み合わせることで収益化しやすい。ワークショップ開催やSNSで制作過程を発信するとファンとの接点が増え、推し活の幅が広がる。

推しの特徴を捉えつつ、素材や技法を工夫すればアクリル画は身近で応用の利く表現手段となる。