公園は、エンタメだ!!!!

公園は、エンタメだ!!!!

  • つなげーと編集部
  • つなげーと編集部
  • 2021.03.03
  • コラム

公園という場所を愛したい。公園、すごくね?

陽を浴び、風を受け、土を踏み、息をつく。花や木々を見ながら歩くも良いし、考え事をしながら穏やかな散歩道を歩くのも良い。ベンチに座って本を読んだり、一息つくのも良い。

潮風があればなおよし。都会に居ながらも自然、四季、そして憩いに触れることができる場です。

歴史を紐解き辞書を開けば実はそれは当然のことで、公園とは自然が不足した市民への公共サービスです。

と、このように書くと何だか堅苦しいのですが、「公園」という場所にはとかく柔らかなくつろぎを懐に僕らのことを待っている。

今日は「大人の公園」に関するお話をお届けします。

公園は、楽しい

まず前提として、公園は楽しい。

「うお~~~!!楽し~~~!」というような類の心身ともにビショビショになるような遊び方こそ卒業したものの、それでも「楽しい」という暖色の想いに影が差すことはありません。

リモートワークや勉強の気分転換、考えごとや悩み事を考えるときに綺麗な自然を眺めて思索にふけるのもいい。コンビニコーヒーでも買って、ベンチに座りながら……なんてのも素敵だ。ライターの僕自身、春先の「ネタ出し」は公園でやるのがルーティンです。

いつしか大人の公園の味がわかってくる、と書くと大袈裟でしょうか。

幼稚園くらいの頃の筆者は、近所のなんてことない公園を「ちいさな こうえん」と、大規模な遊具がそこかしこに並ぶワンダーランドのことを「おっきな こうえん」と呼んでいました。どこかに連れて行ってもらえると思ったら「ちいさな こうえん」 だったときは内心で(おおきくない……)と落胆していたものです。

※「おっきな こうえん」は京都の梅小路公園を指します。大きかろう?

しかし不思議なことに大人になると遊具などなくても楽しめるようになる。そうめんにはネギやミョウガが欠かせなくなる。不思議です。

子どもも大人も楽しめる。

公園というのは、なんと偉大な施設なのでしょうか。

かつての「タピオカ」のようなカジュアルさとポップさ

自然が不足しがちな都会にこそ(そして税金の集まる都市部だからこそ)大規模で仰々しい公園が出現します。

もちろん地方にも大きな公園は存在しますが、もとより自然が豊かな地域でありクルマ移動が当たり前の社会において「公園」はそこまでありがたられていないような気がします。

ちなみに、代々木公園や新宿御苑など、東京はいっとうアクセスしやすい公園が多く、きくところによると筆者在住の関西とはまた違ったステータスがあるらしいのです。

曰く都心部では、かつての「タピオカ」と同じようなカジュアルさとポップさで「公園」という選択肢があるというのです。

公園、アツいな?!

そういえば公園や商店街の散策は私たちが提供するサービス「つなげーと」の中でも地味に人が集まるイベントのひとつです。

“地味に” と書いてしまうと来てくれている人には少し失礼かもしれませんが、油断していると想定の倍以上の人たちが集まって来てくれます。

あれ? 公園、アツいな?!

良いですよね。うんうん。アツいよね、公園は。

では、なぜ公園がつなげーとの中で特別に人気なのでしょうか。公園以外にも、ボルダリングやバーベキューなど、刺激の多くハイカロリーなイベントだって存在している。街歩きや寺社仏閣巡りといった知的好奇心をドリブルするような企画だってたくさん打ってきました。

しかしなぜ、公園はこんなにも特別なのでしょうか。

公園をみんなで散策、という贅沢。

もしかすると、「みんなで公園に行く」という体験がレジャーとして新鮮なのではないでしょうか。

「公園に一人で行く」というのは、やってみればたいしたことは無いのですが、意外にハードルが高い営みなのではないでしょうか。だから小学生はひとりで公園に居る僕のことを不審に思うのです。

僕が座っていたその藤棚の公園は、選びに選び抜いた穴場。ほかの「ソロ公園」がほとんど現れないような場所です。だからこそソロの僕がいっとう浮いていたのでしょう。いや被害妄想だったらば大変もうしわけありませせんが。

たしかに、公園はひとりではいきづらい場所ですが「一緒に行く人がいるというのは贅沢なレジャーだ」ということではないでしょうか。

子供連れではない「大人の」公園を体験する機会は意外に少ない。恋人や友人に「公園」という趣味をわかってもらえない人だっているかもしれない。

「つなげーと」でも人気。ともかく公園はすごい。

この記事を書いている今週末も来週も「つなげーと」を通じて公園をぶらっと歩くイベントが開催されて、公園を歩きたい人たちが集まります。

自分以外の人間と踏み入れる公園の景色は、いつもとは少し違います。何気ない会話をしながら広い公園を歩くのも良いでしょうし、会話をせずにただただみんなと歩くという行動も公園ならば不自然ではない。自然体で居られる場所のように感じます。

お腹を抱えて笑うほど盛り上がることもあるでしょうし、コンビニでコーヒーでも買ってベンチに座って飲みながら語らうこともあるかもしれません。

いま、アツい「公園」

「公園」という概念はイギリスで生まれ、都会人が失った自然を取り戻すための場所でした。そんな公園という場所は、人間関係をも自然体に戻してくれるのかもしれません。