社会人になると友達作るの難しくない?

社会人になると友達作るの難しくない?

  • 川合 裕之
  • 川合 裕之

「社会人になると “普通に” 友だち作るの難しくない?」

学生時代の友だちとは物理的、スケジュール的な制約があって会う機会も減っていく。

「大阪に戻ったら飲もう!次はいつ来る?」
「ごめんその日はちょっと……」

1時間だけ会うのにもひと苦労です。

社会人になってからの職場の人との付き合いも簡単ではありません。仕事の関係性がどうしても優先されてしまいますから、「友だち」と呼び合えるようになるまでの道のりは案外険しい。社会に出てからの友だちづくりは難しい。

社会に出てからの友達づくりは難しい?

そもそも、どうして社会人になると友だちになるのが難しくなるんでしょうかね。これは一緒に共有する時間の量の違いかも。

僕が学生の頃なんかは、それはそれは日の陰に隠れた地味なキャンパスライフを過ごしていました。暇な時間も多かったのですが、それでも「暇だ」と言い合う友だちくらいは居ました。暇だから友だちが出来たのかもしれません。

部室の放置された古のゲーム機、ニンテンドー64でスマブラをしまくったりした。じゃんけんみたいに単純なローテクのオモチャで時間を潰した。暑かろうが寒かろうがベンチに座って1~2時間は平気で話し込んでた。

……みたいな具合に無限に思える時間を過ごすことで、社会人になってからも有限の時間の合間を縫ってまで会いたくなるような友人が作れた気がします。

しかし社会人になり、学生時代の数少ない友だちとは疎遠になっていく。「今回は厳しいけど、また機会があれば!」と、冒頭のようなやりとりを交わすハメになります。そうこうしているうちに、次に会う口実を取り交わすタイミングを失ってしまう。

私事ですが、僕は大学を出てすぐにフリーランスになりました。

困った。

毎日ほとんど家でひとりで居ます。誰とも話さない日々。たまに遊びに出る日は、次の日に寝込んでしまうくらい興奮してしまいます。それくらい対面コミュニケーションに飢えているのです。「暇だ」と愚痴をぶつける相手すら居ません。

誰かと時間を共有する

だから僕は広報スタッフとしてつなげーとに出会って、少し驚きました。アプリの裏側の数字を見るとさらに衝撃。日本のいたるところで色んな人が交流していました。「社会人になったら友だち作るの大変だよね」という “あるある”が全然常識ではないような世界がここに拡がっていたのです。

つなげーとはのユーザーは、みんなで行ってみたい店に行ったり、みんなで街歩きを楽しんだりしている。こうした何気ないイベントの参加を通じて新たな交友関係を築いている人も多いです。

予定のない休日に入れたちょっとした軽いイベントで一緒にお店に行ったり、近所だけど意外にじっくり見ない綺麗な景色を見にいったり。そうした時間を共有する中で、誰かと誰かが意気統合。当然といえば当然かもしれません。でもこんなに自然だなんて思いませんでした。もっとみんな苦労しているのではないかと勝手な偏見を持っていたからです。

参加したイベントで出来たグループの人たち同士で今でも連絡を取り合うことがあります。「あした暇な人いませんか?」「今度ここいきませんか?」という交流が続いているのです。

足りなかったのは時間ではなく、きっかけかも

「社会人になると友だちを作るのは難しい」というのは、正確には「社会人になると学生のころに比べれば友だちを作るきっかけが減る」というだけだったのかも?

場さえあれあば、別に難しくなるわけではないのかもしれない。

「みんなであのお店に食べに行こう」というイベントがあったとして、必ずそこで友だちができるわけではないと思います。絶対ではない。

けれども、行きたいお店が同じで、こういう場に参加して楽しもうという感覚が近い人たちが集まるわけですから、仲良くなりやすい絶好の機会であることは間違いないはずです。

イベントで同じテーブルになった人たちとその後も連絡をとりあって別のお店に行く。これって立派な「友だち」ではありませんか? こうやって、新しい関係ができる。そういう機会が日常に転がっている。不思議なようで素敵だと思いませんか。