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『フラット化する世界』の著者が明かす、未来から選ばれる企業の条件、ほか(4本まとめ)

ビジネスでもコミュニティへの注目が集まっている今、コミュニティマーケティングのニュースをまとめます。

『フラット化する世界』の著者が明かす、未来から選ばれる企業の条件

『フラット化する世界』の著者が明かす、未来から選ばれる企業の条件(BIGLOBEニュース)

12年前に出版された書籍『フラット化する世界』をご存知の方も多いと思います。その著者であるトーマス・フリードマン氏のインタビューが掲載されています。

すべてが加速するなか、唯一、人間が根を下ろせるのはコミュニティだからだ。コミュニティは、人々が触れ合うのに十分な緊密さと、必要な変革を起こすのに十分な大きさを兼ね備えている
「企業がコミュニティとつながれば、(経済成長など)コミュニティが強固になり、それが企業に還元される。企業活動はコミュニティに依拠しているため、コミュニティに無関心でいることはできない。」
私もかつて『フラット化する世界』をむさぶるように読んだ記憶があります。まだグローバル化という概念が浸透せず実感が薄かった時代に、まるで予言書のような位置付けだった著書でしたが、今となってはすべて予言通りだったという感覚です。

「世界が速く変化するようになればなるほど、古く、ゆったりとしたものが、かつてないほど大切になってくるということだ。」という氏の主張は、決して逆張りではなく、綿密な調査を経た順当な未来予測なのだと思います。

企業とコミュニティのつながりについても言及されています。まさにコミュニティマーケティングの時代の到来を告げています。

地方発、クラウドとコミュニティで成し遂げた「地産地消ビジネス」立花氏登壇録

立花さんが語る田舎とクラウドの話はバージョンアップしてた(週間アスキー)

青森県三沢市のクラウドインテグレーターであるヘプタゴンで代表を務める立花拓也さんが、JAWS FESTA 2018に登壇されました。JAWSは、コミュニティマーケティングコミュニティ(CMC_Meetup) とも関わりの深いAmazon Web Services(AWS)のユーザーコミュニティです。

「顔の知らない100万人より身近な100人を大切にしたい」という理念のもと、地域課題の解決に結びつく新しいサービスをクラウドを活用することで地元の仲間だけで回せるように取り組まれています。

今では「コミュニティ経由で地方のビジネススキームを東京を経由しないでグローバルで展開できる可能性」にまで至っています。

世界的に見れば東京が特殊、地方が世界標準であり、東京を経由しない方が地方のビジネススキームを輸出できる可能性が高いと言われています。ビジネスのグローバル展開においては、地方に拠点があることが有利である場合も多く、例えばユニクロのファーストリテイリングは本社を山口県に置いています。

最後に、立花氏の意味深い発言をご紹介したいと思います。

「シューペンターという経済学者は、イノベーションの源流は新しい発見ではなく、新しい結合であると言っている。つまり、結合による足し算、足し算で新しい価値が生まれてくる。コミュニティを通じて、いろいろな人とつながり、得意なものを組み合わせることでイノベーションが生まれていくと思っている」

ハーブとアロマをコミュニティスペースに設置することを提案する「オフィス森林浴プロジェクト」

ハーブ・アロマコミュニティスペース設置で生産性の向上推進~健康経営推進企業向け「オフィス森林浴プロジェクト」サービスを開始:イコア(日本の人事部)

株式会社イコアは、ハーブとアロマでをコミュニティスペースに設置することを提案する「オフィス森林浴プロジェクト」サービスを、2019年1月から開始します。

これまで喫煙スペースが担っていた役割を代替する「コミュニケーションアロマスペース」を設置するというビジネスです。

自分の気分に合った香りを選択し、嗅いだり、ハーブティを飲むことで気分転換することがストレスを緩和し、同時に専用スペースを設けることでコミュニケーション機会の増加やアイディア促進をもたらします。
最近では、喫煙者不採用を謳うIT企業などが登場し話題を呼んでいました。一方、喫煙者側の主張として、喫煙スペースで生まれるコミュニケーションが仕事にもしっかり還元されるというものがありました。

そこに来て、このハーブとアロマをコミュニティスペースに設ける、というビジネスは、コミュニティ活用の事例として非常におもしろいですね。

イスラエルのスタートアップ企業が発案したソーシャルアプリ「Wisdo」が1100万ドル調達

イスラエル発の「次世代SNS」、インテルから12億円を調達(Forbes)

イスラエル発「ソーシャルアドバイス」型のネットワーウサービス「Wisdo」が1100万ドル(約12億5000万円)の資金調達に成功しました。

同社は「人生で困難に直面している人々に、同じ経験を持つ人々からのアドバイスを与える」という理念を掲げている。

WisdoのCEOで共同創業者のBoaz Gaonは次のように述べている。
「このアプリが生まれたのは、私の父がガンにかかったことがきっかけだった。私はガンについて知らず、誰かに助言を求めたかった。同じ経験を持つ人々をマッチングし、各自が持つ知恵をシェアできるサービスとしてWisdoを立ち上げた」と彼は話した。

Wisdoは独自の特許取得済みのアルゴリズムを用い、同じ困難を抱えた人々をつないでいく。また、ユーザーに対しどのコミュニティに関心があるかを尋ね、うつ病や不安神経症、子育てや養子縁組など、様々なテーマに特化したグループに参加できる。
これまで「Yahoo!知恵袋」のようなQ&A型のオンラインサービスはありましたが、同じ困難を抱えた人どうしでコミュニティにするというサービスは少なかったように思います。

質問に対して回答するだけでなく、課題に対して人やコミュニティをマッチングさせるサービスは、より深い課題を解決できる可能性があると思います。


ユニティ、Unity普及やコミュニティ発展に寄与するユーザーを支援する「Unityアンバサダー」を開始!

ユニティ、Unity普及やコミュニティ発展に寄与するユーザーを支援する「Unityアンバサダー」を開始!(Social Game Info)

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、 Unityの普及やコミュニティの発展に寄与するユーザーを称える制度「Unityアンバサダー」を開始し、 初代Unityアンバサダーに森哲哉さん、 齋藤智也さん、 内田寿さんの3名を認定しました。

オンライン・オフライン問わずオープンなイベントやコミュニティの主催など、コミュニティへの貢献によりアンバサダーになることが可能とのことです。

企業や組織を取り巻くステークホルダーのフラット化の波が来ています。社員や従業員でなくとも、会社の理念やミッションに共感して貢献する存在として、アンバサダーやエバンジェリストがいる企業も増えています。

Unityはクロスプラットフォームで3DやVRゲームが作れる非常に優れたゲームエンジンです。多くのクリエイターやエンジニアにコミュニティが寄与できるとよいですね。


文責:鈴木 イチロウ(つなげーと代表)
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2018/12/19 (水)

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