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MFクラウドExpo2018開催レポ。コミュニティとしての会社の価値観をどう伝えていくか、ほか(4本まとめ)

ビジネスでもコミュニティへの注目が集まっている今、コミュニティマーケティングのニュースをまとめます。

MFクラウドExpo2018開催レポ。コミュニティとしての会社の価値観をどう伝えていくか

「わかってるな、この会社」から顧客の信頼は生まれる “コミュニティとしての会社”の価値観

2018年10月5日、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて「MFクラウド Expo 2018」が開催されました。

富山浩樹氏(サツドラホールディングス株式会社 代表取締役社長)、山井太氏(株式会社スノーピーク 代表取締役社長)、辻庸介氏(株式会社マネーフォワード 代表取締役社長 CEO)の登壇セッションがレポートされています。

山井氏(スノーピーク):スノーピークはキャンプ用品を中心に作っていて、この本社に象徴されるようにコミュニティブランドでもあります。業界では「スノーピーカー」と言われているスノーピークの熱狂的なユーザーさんたちが、全国から年間で5万人くらいここにいらっしゃって、私たちと一緒にキャンプをさせていただいております
富山氏(サツドラホールディングス):「これからはコミュニティマーケティングなんだ」っていう話を聞いて、影響と衝撃を受けたといったところで。
山井氏(スノーピーク):自分が好きなことをやっていける時代になってきていると思うんですね。むしろ、その“好き”をやることによって共感を得て、そこからコミュニティができるような時代になっていると思います。
「お得」だけ終わらないEZOCAのコミュニティ
富山氏(サツドラホールディングス):コンサドーレのコミュニティに徹底的に入り込んでいるんですよね。売り上げの話がありましたけど、EZO CLUBっていうコミュニティの活動ってすごく泥臭くて、正直手間もすごくかかって、我々のコミュニティリーダーが日々コミュニティの方々とやりとりをしている感じなんです。
主催者不在でも勝手に動くコミュニティの強み
山井氏(スノーピーク):「楽しい」っていう時間を共有することによって、つながりが広がってくるのが、たぶんコミュニティの一番コアにあることなんだと思います
◆筆者より
企業のトップがコミュニティを強く意識し、コミュニティマーケティングを地で行く経営をされているのには興味深いところです。発言にもあるように、まず売り上げありきの従来型のマーケティングとは根本的に違ったビジネスモデル設計をされていて、結果的に顧客の熱烈な支持を得てビジネス的にも成功を収めています。

スノーピーク社においては、本社を新潟県の燕三条5万坪の地に移転することも含めて、顧客とのコミュニティを中心に据えた組織を作っています。#CMC_Meetupでも、DeNAの宮本氏が「コミュニティマーケティングの最終目標は組織づくり」とおっしゃっています。まさにそれが実現された姿であると思います。

都心5区でコワーキング・オフィスが倍増

都心5区でコワーキング・オフィスが倍増

18年に新規開設された同オフィスの9割がコワーキング・オフィスで、他企業とのコラボレーションを促進しやすいコミュニティ重視型オフィスへの関心が高まっていることが分かった。

また、19年施行予定の働き方改革関連法案により「今後、特にコミュニティ重視型のオフィスに対する需要はさらに高まる」とし、同市場は面積ベースで19年に約20%(18年末比)、20年には30%(19年末比)程度拡大する見込み。
◆筆者より
コミュニティ運営において「場づくり」は非常に重要です。
「安心・安全な場」「コラボレーションが生まれる場」「イノベーションが生まれる場」は、ビジネスシーンで価値のあるものでしょう。一昔前のコワーキイング・オフィスは、フリーランスやスタートアップのものというイメージでしたが、最近は大企業も注目しています。
働き方改革関連法がコミュニティ重視を後押しする流れも出てきているのも注目したいところです。同法をワークライフバランスの側面から捉えるだけでなく、むしろイノベーションのチャンスと捉えるべきかと思います。

FLOCが東京・丸の内にブロックチェーンビジネス活用促進を目的にコミュニティスペースを開設

FLOCが東京・丸の内にブロックチェーンビジネス活用促進を目的にコミュニティスペースを開設

ブロックチェーン総合スクール「FLOCブロックチェーン大学校」を運営する株式会社FLOCは12月10日、東京・丸の内にブロックチェーンビジネスの活用促進を目的としたコミュニティスペース「丸の内vacans」を開設

月に何度かブロックチェーンの第一人者を招き、セミナーやイベントを行っているが、FLOCコミュニティに参加している人なら無料で参加できるようにするとのこと。
◆筆者より
こちらも「場づくり」とコミュニティに注目した動きですね。ブロックチェーンビジネスはまだ可能性を模索している段階です。単に仮想通貨として捉えるだけでは、ブロックチェーンを見誤ると筆者は思っています。その技術はデジタル世界を塗り替えるような可能性も潜んでいます。
コミュニティからイノベーションが生まれることを期待したいと思います。

世界最大の取引所であるバイナンス(Binance)、周辺ツールをコミュニティと一緒に作っていく動き

加速するバイナンス(Binance)直近の動き、予想される今後の動向とは

今後は各国に強いコミュニティを作って、バイナンスチェーンの周辺ツールを、コミュニティと一緒に作っていく

シンガポールやその他のオフショアでは機関投資家をしっかり運営しつつ、アメリカなどを除いた地域ではコミュニティドリブンの品質高いリテール取引所を作っていく
◆筆者より
仮想通貨取引所バイナンスがコミュニティを作っていく動きを見せているニュースが、先述のFLOCの事例と同時に出てきたのも興味深いところです。バイナンスのような巨大通貨取引所は、様々な周辺ツールを必要と必要とします。そこでコミュニティを活用するのは賢明な判断です。
もちろんセキュリティ面においては細心の注意が必要ですが、成長市場であること、ブロックチェーンという透明性の高い技術を中心に据えていることが、コミュニティでのツール開発と相性がよいのかもしれません。


文責:鈴木 イチロウ(つなげーと代表)
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2018/12/15 (土)

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